■市販ブタから肝炎ウイルス
国内で食品として販売されたブタの肝臓から,E型肝炎ウイルスが検出されたことが分かった.今年になって野生のシカやイノシシを食べた感染例が報告されているが,流通している食肉からHEVが見つかったのは初めて.充分に加熱せずに食べた場合は感染の恐れがある.
厚生労働省の研究班などによると,店頭販売された国産ブタの肉などを検査した結果,約2%の肝臓からHEVが検出され,それらのウイルスのウイルスの遺伝子配列を解析したところ,過去に北海道で発生した患者のウイルスと似ていることが判明した.市販のブタからの感染だった可能性も浮上した.(03.08.10神戸新聞)
■豚肝臓からE型肝炎ウイルス遺伝子検出
市販された豚の肝臓からE型肝炎ウイルス(HEV)の遺伝子の一部を自治医大の岡本宏明教授らが検出し,9月に英専門誌に発表する.遺伝子の一部とはいえ国内で流通する食肉からHEVが見つかったのは初めて.ただ感染力があるかどうかは分かっていない.岡本教授らは,北海道で豚の肝臓363個を購入して調査.1.9%から遺伝子の断片を検出.患者から見つかったウイルスの遺伝子と比べたところ,よく似ていたという.(03.08.10朝日新聞)
■E型肝炎の特徴
・ 感染様式,臨床症状はHAVと類似.経口・一過性感染.
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流行地はインド,ネパールなどの東南アジア,アフリカ,メキシコなど.
・ 発症年齢は15〜40歳に多い.
・ 診断はPCR法によるHEV-RNAの検出,あるいはHEV抗体測定による.
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E型肝炎は妊婦第3期に感染すると10〜20%で重症化がみられるので注意が必要である.